2014年2月27日木曜日

Lavanda de casa

家のベランダに置いてあるラヴェンダー。何の世話もしないのにとても元気。やはりこちらの気候がぴったりなのだろう。


2014年2月24日月曜日

カタルーニャ歴史博物館

カタルーニャ歴史博物館に行って来た。Avui hem anat al Museu d'Història de Catalunya. いろいろ体験型の展示で面白い。
……というわけで、いきなり中世のよろいを着た写真。けっこう重い。
古代から現代までのカタルーニャの歴史をたどるのだが、これは現在のカタルーニャ国歌になっている Els Segadors (鎌で収穫する人たち)の元になったカタルーニャでの反乱の像。


 これは何と19世紀末の労働運動の激化で、ブルジョワの人たちが集まるリセウ歌劇場に投げ込まれた爆弾。

2014年2月21日金曜日

バルセロナの桜とアーモンド

近所の桜が咲き出した。アーモンドの花(実もありますね)はペドラルベス宮殿脇の大学キャンパス内。Flors de cirerer i d'ametlla a Barcelona.


Inghelbrecht et son temps

Germaine Inghelbrecht, D.E.Inghelbrecht et son temps, Editions de la Baconnière, Neuchâtel (Suisse), 1978. を読んだ。バルセロナの古本屋でもともと8ユーロだったのを半額で購入。インゲルブレクト(?アンゲルブレシュト?正確にはどう発音するのかな)は、ラヴェルやセヴラックがいた「アパッシュ」の一員だった。彼の波瀾万丈(?)の人生は知らなかった。しかし、余り音楽についての記述は(曲の題名以外)ない。もちろん伝記はそれでいいのだろうけど、音楽家なのだからなあ、と思う。これは最近、ゆみさんから貰った彼女についてのテレビ番組のDVDを見ても同じ感想。

2014年2月20日木曜日

Lorin Maazel

ゆうべはカタルーニャ音楽堂に、ロリン・マゼール指揮ミュンヘンフィルを聴きに行った。曲目はシベリウス《悲しきワルツ》、シューマン《交響曲第4》、シベリウス《交響曲第2》。当初はシベリウスの2番ではなく、シュトラウス《アルプス交響曲》だった。とても嬉しい曲目変更。十分に堪能しました。ホールの響きもよくないし、席も一階の左側だったので、時々音響バランスがよくなかったのですが、でも重厚ないぶし銀の響きであります。マゼールはたんたんと指揮しつつも、要所要所でテンポを細かく動かして、盛り上げます。

2014年2月17日月曜日

パリ出張

11日から15日までパリ出張。メインはブリュンヒルド・フェラーリとの仕事。渡辺愛さんも交えて。11日夜は小夜とアリーグル辺のレストラン、リュスティック。12日は昼にビストロ・ド・パントルで小夜五十瀬と。その後、小夜とポンピドゥーセンターで「シュルレアリスムとオブジェ」展。下の売店で色々本を購入。夜は小夜五十瀬と寿司ナカガワ。13日はモントルイユ。渡辺さん到着。夜は奈良ゆみさん邸でトンカツ!14日に村上君が到着するはずが、雪で延着。彼はインチョンで一泊。というわけで、一日ゆみさんのクルト・ヴァイルの伴奏(スピーク・ロウはいいぞ!)。その後、11区のコンセルヴァトワールで五十瀬のガンバを聴くはずが、遅れアウト。むむむ……。その後、モントルイユのアンスタン・シャヴィレでエリケムとトマス・リーンのセッション。ブリュンヒルドと愛さんも来ていた。そして、15日は昼にフェラーリのアトリエであった後、近くのシノワで食事をし、五十瀬も合流した(カフェのみ)。そして、午後に村上君がロワシーに着くというので、結局、ぼくもロワシーからバルセロナに帰るのだからと、急遽空港会議。

2014年2月10日月曜日

Musiques tsiganes et flamenco

Bernard Leblon, Musiques tsiganes et flamenco, L'Harmattan, 2012. いわゆるロマの音楽とフラメンコの関係を詳細に調べている。しかし、調べれば調べるほど、関係はあるのだが、それがはっきりどのようなものなのかわからなくなってくる。ハンガリーのロマの歌とフラメンコの類似は大変、興味深かった。そしてインド音楽との関係も。

Casa Batlló

カサ・バトリョに行って来た。海をイメージしていると言われている。しかし、むしろこの曲線は生活している人の「手」に馴染むものであることが、実際に触ってみるとわかる。Avui he visitat la Casa Batlló.



2014年2月3日月曜日

Philosophie de la musique

Charles Beauquier, Philosophie de la musique, Elibron Classics, 2006 (rééd. de Germer Baillière, Paris, 1865). 読了。ルイ・ラロワやら、ティエルソやらがすでにいたことが感じられる。でも限界もあって、打楽器について「遅れた楽器」という扱いで、だから段々西欧の管弦楽からは少なくなっている、と言うのは歴史的事実に反するね。またそれゆえ、打楽器を多く使う中国音楽は遅れている、というのもまた偏見だ。でも少々の卓見もあって、純粋器楽を絵画の中の「風景」に例えているところは、ふむふむと言わせられた。しかし、どこに「哲学」はあったのか?