2009年10月27日火曜日

Santa Maria

Monteverdi の Santa Maria ora pro nobis はいつでもぼくを感動させる。その声と楽器の「調和 harmonie」。だいいち正式には、Sonata sopra Santa Maria... である。
そして今の気分はまさに「ora pro nobis」だ。やれやれ……(sigh)。

いつもながら

フランスの大学(のみならず行政一般と言えるが)の事務能力のなさにはあきれてしまう。フィリップが多いに奔走してくれているようだが、いまだに客員教授招聘の実際的細部が伝わって来ない。こちらは補講の手続きその他やら、飛行機の予約やら、クリスマス時期のdomestiqueな問題処理など、いろいろやらなければならないことが山積しているのに……。困ったもんだ……。

2009年10月26日月曜日

ヘーゲル

『精神現象学』内の『ラモーの甥』への言及など、けっこう有名なもののようだ。はからずもちゃんと『精神現象学』を読んでいないという事を暴露してしまった(恥)。確かにヘーゲルについては、「クリステヴァだってヘーゲリアンじゃん」というような「侮蔑的」(?)言辞をよく聞かされた身としては、何となく「敬さずして」遠ざけていた感があったのは否めない。すみません。

2009年10月19日月曜日

須磨

須磨海岸。ここに光源氏が流されたと思うと……(たとえフィクションでも)。

2009年10月17日土曜日

セヴラックの

セヴラックの子孫の方と連絡がついた!Magali という娘さんが一人いて、その子供が二人(Gilbert Blacque-Belair、Estelle Delecourt 旧姓が Blacque-Belair)いたのだが、今現在はどちらも物故していて、その配偶者の方が生きておられる。その方と連絡がついたのだった。もちろん、以前に言及した Pierre Guillot 先生のおかげであります。しかし、このギヨー氏の息子のセバスティアン氏がオルガニストで、なんと同志社女子大のオルガンを弾いた事がある、というから驚きである。1992年のことらしい。まさに Le monde est petit. というのがお互いの感想。

2009年10月9日金曜日

ラモーの

『ラモーの甥』とヘーゲル『精神現象学』が関連しているという、これもまた Jimenez 情報。要確認!

2009年10月5日月曜日

デカルトに

ここ最近、ルネ・デカルトによく出会うと思っていた。3回である。2回までは覚えていた。まずは「音楽文化学講読2」の講義である。ルネサンス以後の音楽書講読で日本語で読めるものの最初は、彼の『情念論』である。この原題が訳書のどこにも書いていないので困った。後から見つけたが Les Passions de l'âme である(と思う)。直訳すると「魂のもろもろの情熱」である、うーむ、なかなか……。それを見つけたのが2番目の関係で、「西洋芸術論」の講義の中だ。どちらも、芸術体験における「主体」の確立が問題となる。しかし、3番目は……。日本語で読んだ記憶があり、最近は日本語を読んでいないので、はて何だったか?と思っていた。そうそう、最近、中学高校時代の恩師から送られて来た彼の著書の中だったのであった。小柳敏志『学ぶこと、未来へ ― いまを生きる中学生・高校生へ』(平和文化、2009年)である。